模写とトレースの狭間にあるジレンマ

 最近は気力がなくてなんちゃって絵ばかり描くようになってしまいました。
 まぁそれで充分楽しめてると言うのがあるのですが。。。でもそれも、元はといえ
ば時間をかけて模写してみた事などが肥やしになってきているのだと思う。
 
 そのなんちゃって絵もだんだん自分の絵に取り込まれてきて、今は何となく言い張
って版権絵のふりをしてるけど、それもいつまで持つかなぁと言う段階。
 そろそろ又模写でもして修正するかなぁ。。。
 
 なんて話をしていたら「模写でなくとレースすれば」と言う話に。
 
 トレースか。。。昔竹本泉さんの絵を最初に見たときに、可愛くて、あぁこんな絵
描いてみたいな〜と思ってトレースした覚えがあります。
 勿論トレース台などないので、半透明のトレース用紙を上から当てて、鉛筆でなぞ
り、水性のペンでその線をなぞる。。。と言う手順だったと思う。
 元々そういう作業がきらいだということもあったけど、トレス用紙は水性のインク
をすってしまいにじんでしまう。思い通りの絵をかけなかった。
 
 デジタルでトレースするには。
 手っ取り早いところではレイヤーの切れるソフトで元絵を読み込み、透明度を下げ
て上一枚レイヤーを切ってなぞる。。。と言う感じなのかな。
 ただ、紙でトレースしても、レイヤーでトレースしても、トレースして出来た絵が
出来栄えがよければよいほど元絵のコピーであることを思い知らされるだけで、そこ
に私が介在できる隙があるのだろうか、と言う疑問がこの試みをする決心を鈍らせる。
 
 模写は似てなくてもどうしても個人が出てしまう。元絵がある以上、忠実度が上で
あることは重要なのだけど。。。コピーと模写では個人的な認識はかなり違う。
 こちらではあまりにてないと、より元絵に近づけるか。。。トレスの時と逆な感じ
に思考が働く。それはジレンマになりそう。。
 
#それにしても☆がつかないな〜なんて描くとまたこの前の二の舞になっちゃうけど
 自分の絵の稚拙さを棚に上げて星が並んでいる人の絵の魅力がどこにあるのか。。
 そんなことを考えてしまう自分がいる。
  それはなんとなく実生活の自分を連想させる要素がある。どことなく遠巻きに見
 られがちな自分と、それは何となく似ている気がする。理由はないけど。。。
  どうしたらもっと見てもらえる絵が書けるようになるかな、と言うことと無関係
 ではないような気がしたりして。。。ちょっと興味深い気がする。
 
 て言うかもっと練習しないと駄目なんだけど。。。(苦笑)